癒しの行政書士をめざして。

横浜市で行政書士をしております。 問題を解決するだけではなく、さらに相談者を「癒せる」行政書士になれたらと考えて、試行錯誤してます。

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成年後見の申立て法 ・・・・・・・ 第8回

 さて、今回は、そろそろ最終回って感じです。

 5. 法定後見の開始

 前回、家庭裁判所の審判をいただきましたから、これで後見業務が始まります。

・・・といっても、2週間待つ必要があります。

2週間待って、どこからもクレームがつかなければ、後見業務を開始してよいという

ことになっています。

どこからクレームがつくかというと、親族です。

市区長申立みたいに、親族がないケースでは、そういうことは滅多におきないわけ

ですが(それでも突然親族が見つかったり、以前まではおとなしくしていた親族が、

何かの拍子に急に暴れだすなんてこともなきにしもあらずです)、まだ本人の判断力

がしっかりしているうちに、本人の意思で契約する任意後見などの場合、こっちの親族

がよろしくても、あっちの親族が許さない・・・なんてことが起きます。

あ・・・でも、任意後見の場合は、認知症発症時に行う監督人選任の時に申し立てる

わけですから、今回の話とはちょっと流れが違いますね。

そういうわけでいまさらナンですが、いままでの説明はすべて、法定後見についての

流れでした。

・・・って、言いましたっけ?

 さて、2週間が無事に過ぎると、後見人の場合には、大急ぎで財産目録と後見計画書

を作成しなければなりません。

・・・とは言え、財産目録は、申立書の提出時に、簡単なものを提出済みですし、

ここで提出するのは、あくまでも現状が分かる程度の簡単なものでいいそうです。

ここで財産目録を提出させる意味は、一年後の報酬決定時の参考にするためです。
(たぶん)

つまり、後見開始時の財産がどれくらいあったか、収入の見込みはいかほどか?

支出は? などと報告させ、一年経った後に、それがどう変化したかを見たいのだと

思います。

親族後見の場合には、報酬はあまり意識しないことが多いでしょう。

親族後見の場合は、大抵が無料奉仕ということになります。

しかし、私見ですが、私はある程度は報酬を得た方がよいのではないか? と思って

います。

・・・というのも、親族後見の受任は、相続の前哨戦のような位置付けをされること

があるからです。

つまり、公に認められた形で親の面倒を見ることによって、相続の際に優位に立とう

と考えるわけです。

もっと意地悪に考えれば、親が認知症になったら、財産を好き勝手に使える・・・

くらいに考えている人もいるかもしれません。

(まあ、そういう風にできないようにするのが、後見制度ではあるのですが・・・)

こういう行為を私的流用なんて言ったりして、我々が行う成年後見関係のセミナーでは、

必ず手を挙げて質問する人が出ます。

「私的流用については、どうお考えですか?」

という具合です。

どうって、悪いと思うに決まってるでしょ!

現時点では、倫理を守って、私的流用を防ぐ・・・としか言いようがありません。

今年で成年後見制度発足から10年ですが、まだまだ動きが取りづらい制度です。

そこへもってきて、私的流用だなんて、本当にやめて欲しいですよ。

ますます動きづらくなりますからね。

私的流用を防ぐためには、成年後見人に充分な報酬が必要だと思います。

こういう分野ですから、バカみたいに儲けるのはどうかと思います。

また、「儲け」だけを目当てに参入されても困るわけです。

かといって、いつまでも清貧を貫けでは困ります。

特に親族後見であっても、情に流されず、報酬はきちんともらって、相続はこれとは

別に考える・・・べきだと思うのですが。

まあ、親子の愛情でお世話する・・・という側面がありますので、なかなかドライに

はいかないんだと思いますけど。


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プロフィール

massy0627

Author:massy0627
横浜市で行政書士として開業して早2年半。
まだまだ未熟者ですが、毎日勉強を欠かしてません!
今年は、成年後見業務を中心に据えることを決め、ますますやる気いっぱいです。
みなさまのお役に立てるようがんばりますので、温かい声援をよろしくおねがいします。

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